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『ロックマン ゼロ&ゼクス コレクション』レビュー。カジュアルシナリオモードで初心者でも物語を楽しめる

 カプコンが2月27日に発売するPS4/Nintendo Switch/Xbox One/PC用ソフト『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』のレビューを掲載します。


 本作は人気キャラクター・ゼロを主人公にした『ロックマンゼロ』シリーズと、新キャラクターが登場する『ロックマンゼクス』シリーズが遊べるアクションゲームです。収録されているのは『ロックマン ゼロ』、『ロックマン ゼロ2』、『ロックマン ゼロ3』、『ロックマン ゼロ4』、そして『ロックマン ゼクス』、『ロックマン ゼクス アドベント』の6タイトルとなっています。

 『ロックマンX』の世界観から続く、ロボット(レプリロイド)たちの物語が展開します。

 以下で収録されている各タイトルの魅力や特徴を交えつつ、プレイした感想を紹介していきます。

アクション性の高さがやみつきになる『ロックマン ゼロ』シリーズ

『ロックマン ゼロ』


 2002年4月26日にゲームボーイアドバンスで発売された『ロックマン ゼロ』シリーズの1作目。描かれるのは『ロックマンX』の時代から数百年後となります。

 舞台となるのは人々が平和に過ごす“ネオ・アルカディア”。ですが、レプリロイドにとっては、そうではありませんでした。イレギュラー化してレプリロイドが暴走するのを恐れる政府は、無実のレプリロイドをも処分しようとしたのです。


 政府のやり方に納得のいかないレプリロイドはレジスタンスを結成。ネオ・アルカディアに対抗すべく、はるか昔に封印された英雄“ゼロ”を復活させることを決意しました。

 レジスタンスのひとり“シエル”はゼロを目覚めさせますが、ゼロの記憶は失われていました。ゼロは目の前の困っているシエルを放っておけず、ネオ・アルカディアに対抗するために行動するのでした。


 ゲームは主人公のゼロを操作してステージクリアを目指す横スクロールアクションとなっています。こう聞くと、『ロックマンX』シリーズと同様のようですが、違うのはクリアまでの道筋。最深部で待つボスを倒せばクリアとなるステージがあれば、ボスを倒してから仲間を特定の場所まで連れて帰るステージや、仕掛けられた爆弾を回収するステージなど、ボス撃破では終わらないさまざまなミッションが用意されているのです。


 仲間を連れて帰るミッションでは、仲間もダメージを受けます。守る対象が増えるので、難易度もアップします。

 筆者が好きなのは、ゼロに備わったさまざまな攻撃手段。遠距離攻撃ができる“バスターショット”や近距離攻撃ができる“ゼットセイバー”といった武器以外にも、上や斜め攻撃が可能な“トリプルロッド”、敵の攻撃を防ぐ盾にもなる“シールドブーメラン”といった多彩な攻撃方法が用意されています。

▲武器はいつでも切り替えが可能。

 過去の『ロックマン』シリーズのようにボスを倒して特殊武器を手に入るわけではなく、用意された武器をいかに駆使して戦っていくのかがポイント。ただ、特定のボスを倒すと“炎”“氷”“雷”のエレメントチップを獲得でき、それらを切り替えれば属性攻撃を繰り出せるように。各ボスには弱点があるので、エレメントチップを使い分けることでスムーズな攻略ができるのです。


 前述したようにボスの武器は得られないものの、使い込むことで武器のスキルレベルが上がる育成システムが筆者のお気に入り。ゼットセイバーを3回連続で振れるようになったり、トリプルロッドを2段階まで伸ばせるようになったりと攻撃の幅が広がります。ステージを進めていくほどに多彩な攻撃ができるようになる様がゼロの成長を感じられて、プレイにも自然と熱が入るんです。


 『ロックマン ゼロ』シリーズのもうひとつの特徴は、サポート要素の“サイバーエルフ”です。サイバーエルフはステージの特定の場所や敵を倒すことで手に入る特殊なアイテム。ライフを回復したり、トゲに当たっても無事になるなどいろいろな効果を持っています。

 使いこなせばステージを有利に進められるようになりますよ。ただ……これは本作のプレイヤーで“あるある”だと思うのですが、一度使うといなくなってしまうのでなかなか使えないんですよねぇ。

▲サイバーエルフを入手するとリストに追加されます。

『ロックマン ゼロ2』


 『ロックマン ゼロ』の1年後となる2003年5月2日に発売された、シリーズ2作目です。ネオ・アルカディアのトップを倒したレジスタンスでしたが、ネオ・アルカディアの追撃は止みませんでした。レジスタンスには新たな司令官“エルピス”が加わり、ゼロ協力のもとネオ・アルカディアへ反撃を行うことになります。



▲新たなエネルギーを開発するシエル、そして力を誇示するエルピス。レジスタンスの内部でも目的が二分化してしまいます。

 バスターショットやゼットセイバーはそのままに、新たに“チェーンロッド”が追加されました。壁にぶら下がって攻撃を避けたり、敵に当てて引き寄せたりといった行動ができるようになり、より派手なアクションができるようになっています。



 武器の育成に関しては、ボス撃破時に特殊な攻撃(EXスキル)を習得できるように。ただ、その条件がなかなか厳しく、ステージクリアの評価“レベル”を高い状態でクリアする必要があります。

 レベルはステージのクリア時間が短かったりダメージをあまり受けずにクリアしたりすることで高くなるため、何度もトライしたくなるんですよ。トライアンドエラーを繰り返し、高レベルでクリアできた時の達成感はかなりのもの。特にゼットセイバーのEXスキルはいずれもかっこいいので、ぜひその目で見てください!


 また、“フォームチェンジ”という要素が存在。外見が変化するだけでなく、ライフの回復アイテムの出現率が上がる“エナジーフォーム”や防御力が上がる“ディフェンスフォーム”など、いろいろな種類のフォームになれます。


 もちろん前作から続くストーリーも見どころ。ネオ・アルカディアとレジスタンスの対立から、“ダークエルフ”というナゾの存在の登場により、物語は新たな展開を見せます。

『ロックマン ゼロ3』


 2004年4月23日にゲームボーイアドバンスで発売されたのが、3作目となる『ロックマンゼロ3』。ダークエルフを主軸においたストーリーが展開します。




 これまであった『ゼロ』シリーズの武器成長システムがなくなったのが『ロックマン ゼロ3』から。ですが、フォームチェンジが全身まるごと変更するものからヘッドやボディ、フットと別々にパーツを変えられるようになり、戦略的にゼロを強化できるようになりました。

 また、“サイバー空間”と呼ばれる特殊な場所が出現し、中に入るとサイバーエルフの能力を引き出せるようになります。なかなか先に進めないという場合に活用することで、ステージの攻略が楽になります。

▲新武器としては障害物を破壊できたり、下に出すと大ジャンプができたりする“リコイルロッド”が登場。

『ロックマン ゼロ4』


 2005年4月21日に発売されたのが『ロックマン ゼロ4』で、ゼロの物語の終着点となります。


 メイン武器は、バスターショットとゼットセイバー、そして“ゼロナックル”。中でも、ゼロナックルは敵に当てることで敵の武器を使用できるようになる特別な武器になります。奪った武器は使用回数があるものの、弾が上下に出る射撃武器や伸びる武器などいろいろな攻撃ができるようになるのです。

 使用できる武器は3種類しかありませんが、ゼロナックルのおかげでまるで豊富な数の武器を扱っているかのような感覚でプレイできます。




 おもしろいのがステージの天候を変更できる仕組みです。晴れや雪など天候を変更することで、難易度やステージの内部構成が変化します。天候を変えると「あ、こんなところに通路がある!」と新しい発見があることも。ステージの難易度が変化するだけでなく、ボスに有利な天候で倒すと特殊武器が入手できるのも特徴的ですね。




▲ゼロが装着できるパーツが進化。ザコから手に入れたアイテムを組み合わせて新しいパーツを作成できます。
▲サイバーエルフは、1体のサイバーエルフを育成する形に。レベルを調整することでさまざまな能力を発動させられます。

Xとゼロの意思は時を超える……『ロックマンゼクス』で新たな物語をつぐもう

『ロックマン ゼクス』


 ゼロの物語が終結してから1年。2006年7月6日にニンテンドーDSで登場したのが、『ロックマン ゼクス』です。

 “ヴァン”と“エール”といった2人を主人公に、英雄たちの意思を持つ特別な存在“ライブメタル”をめぐる物語が展開します。主人公は“ヴァン”“エール”のふたりで、どちらかを選んでスタートします。

 『ロックマン ゼクス』は『ロックマン ゼロ』シリーズの数百年後の世界が舞台。ひょんなことからライブメタルに選ばれた主人公は、イレギュラーから世界を守るガーディアンの一員となり戦うことになります。


 ニンテンドーDSになったことでメインストーリーにセリフにボイスがついたり、アニメーションが流れたりと表現の幅が広がっています。『ロックマン ゼロ』シリーズをプレイした後に『ロックマン ゼクス』を遊ぶと、グラフィックの進化に驚かされます。




 特徴は“ロックオン”という変身システムです。主人公はそのままの姿では戦う力を持っておらず、ライブメタルを使って特定の姿に変身することで戦えるようになります。ボスを撃破すればライブメタルを入手、そして新たな攻撃を獲得していくわけです。

 ボスを倒すと新たな攻撃手段が手に入るあたりは、『ロックマン ゼロ』シリーズよりも『ロックマンX』シリーズに近くなりました。ライブメタルを使って変身した姿は……『ロックマン ゼロ』シリーズをプレイしているとより感動できます!

▲ライブメダルに選ばれた主人公は、ロックオンで戦える姿に。


 このロックオンの仕組みがよく考えられていて、ロックオンを解除するとしゃがんで狭い場所を移動できる他、敵によっては襲ってきません。時には変身を解除して動くことで無駄な戦闘を回避できるのです。


 『ゼクス』シリーズは、すべてのステージがつながっているのが魅力。従来のシリーズのように選択したステージに瞬時に移動するのではなく、ミッションを選ぶと自分でその場所まで向かう必要があります。いろいろな場所に最初から行けるため、これまでのシリーズ以上に探索の自由度が高く感じられます。

 また、ニンテンドーDSといえば2画面がウリでした。本作ではどうなっているのだろうと思いつつプレイしてみたところ、2画面とも同時に表示されました。筆者は今回PS4版をプレイしたのですが、R3ボタンで操作できるようになっており、スムーズに操作できました。

▲『ロックマン ゼロ』シリーズを使ったダブルスロットでの特典も選択可能。連動すると『ロックマン ゼロ』シリーズのボスと戦えます。

『ロックマン ゼクス アドベント』


 2007年7月12日に発売されたのが『ロックマンゼクス アドベント』です。主人公が2人なのは変わらずですが、それぞれ攻撃の演出やストーリーが多少変化するので、違った遊び方を楽しめます。



 また、変身能力がパワーアップ。ボス撃破で得たライブメタルでロックオンするとボスの姿になり、攻撃方法もボスらが使用していた技になるのです。




 主人公だけを操作しているというよりも、複数のキャラクターを操作してステージクリアを目指している感覚で、見た目も攻撃もバリエーションに富んだプレイができます。

新要素で新米英雄も熟練英雄も存分に楽しめる!

 本作は『ロックマン ゼロ』『ロックマン ゼクス』シリーズを収録しているだけではなく、新たな要素も搭載されています。

 ひとつは“カジュアルシナリオモード”。重厚な物語が展開するのが魅力の両シリーズですが、少々難易度が高くアクションゲームが苦手で物語を読み進められないという人もいるハズ。カジュアルシナリオモードは難易度が低く設定されており、クリアしやすいようになっています。


 また、アシストセーブ機能もプレイのしやすさに貢献してくれます。ステージの各所にセーブ地点が登場し、やられると直前のアシストセーブの場所に復活します。そのため、ストレスフリーでステージに挑戦できるようになっています。


 一方、熟練者におすすめしたいのは“Zチェイサー”モードです。ボス撃破までのクリア時間を競えるモード。いろいろな攻撃方法が用意されている両シリーズで、どのように戦うのかプレイヤーの技量が問われます。まず目標にしたいのは、初期設定された記録。それを上回ったら、さらなる上を目指していきましょう!


 記録となったタイムでどのような動きをしていたかは、ゴーストとなって同じ画面に表示されるようになっています。勝てない時はゴーストがどんな進み方をしているか見て、研究するといいでしょう。

 他にもギャラリーモードやミュージックプレイヤーなど、世界観をたっぷり味わえる要素も用意されています。


 『ロックマン ゼロ』、『ロックマン ゼクス』シリーズが好きな人は、ぜひ購入して欲しいタイトル! アシストセーブやカジュアルシナリオモードがあるので、以前にプレイしてクリアできなかった人も本作で全クリを目指してみてはいかがでしょうか。

(C)CAPCOM CO., LTD. 2020 ALL RIGHTS RESERVED.

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電撃オンライン

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