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『デス・ストランディング』エンディングまで遊んだ感想! 重厚な人間ドラマと“荷物を運ぶ男”の生き様を見た

 SIEより11月8日に発売されるPS4用ソフト『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』。本作をラストまでプレイしたレビューをライターのZ佐藤がお届けします。

 今回、レポートする範囲はエピソード3の終了まで。ストーリーの展開やゲームの謎解きなどに関するネタバレは掲載しませんので、ご安心を。

 『DEATH STRANDING』は、『メタルギア』シリーズの生みの親として世界中に多くのファンを抱える小島秀夫監督が、新会社・コジマプロダクションを設立して初めて手がけるアクションゲーム。2016年のElectronic Entertainment Expo(E3)で初披露されてから3年。ついに待ちこがれていたファンのもとに届きます!

 すべてが“ストランド(繋がり)”というテーマで創造されたゲーム世界とは? “1人プレイ用だけど1人じゃない”オンラインプレイのシステムとは? そして主人公サム・ポーター・ブリッジズを演じるノーマン・リーダスをはじめ、マッツ・ミケルセン、レア・セドゥ、リンゼイ・ワグナーら世界的名優たちを起用して制作されたドラマの手ごたえとは? などなど、気になる要素は山盛りですが、まずはストーリーの概要をチェック。その後、秘められていた各種要素やそれぞれの感想についてレポートしていきます。

登場人物を掘り下げつつ、本編の物語が少しずつ進行

 物語は“デス・ストランディング”によって各地の都市が分断され、荒廃したアメリカを舞台に展開。主人公のサムが孤立した都市と都市を繋ぎ、アメリカ再建の任務を遂行していく姿が描かれます。

 シナリオはエピソード0、エピソード01と章立てで、各エピソードでは登場人物や組織などがクローズアップされていきます。初めは謎だらけでパズルのピースを拾い集めていく感じですが、徐々に加速し、一気に盛り上げていく構成はさすが小島監督ですね。SF要素を軸としつつ、サスペンスやミステリー要素も満載で、最後の最後まで目が離せない展開でした。

 補足的な解説はゲーム内の“Documents”に記録されていくので、こちらを読みながら進めると理解度がより深まると思います。端々には小島監督作品でおなじみの映画ネタ、小説ネタ、音楽ネタなども盛り込まれていますので、“小島監督ワールド”にどっぷりと浸りながら楽しめそうです。発売後、世界中のファンによる考察なども加熱しそうで、そのあたりも個人的に楽しみにしているところです。

 もう1つ。サムが所属する組織・BRIDGES(ブリッジズ)の長官を務めるダイハードマンの声優が大塚明夫さんで、どうしても某人気キャラクターの雰囲気が感じられるんですよ。そのため、第一線を退いた彼が、後継者のサムに命令を出しているような……。そんなことを勝手に妄想しながら楽しんでいました。

 そこにアメリの声優で井上喜久子さんも加わってくるから、もう大変! ……と、この先はぜひプレイして確かめてください。

“荷物を運ぶ”という行動を軸としたシンプルなゲーム性

 本作の内容をひとことで説明するならば、近未来的な世界で繰り広げる“荷物を配達するゲーム”。各地の配送端末で依頼を受注→荷物を受け取る→準備を整える→移動→納品というプロセスを基本として進めていきます。

 流れこそシンプルですが、何を運ぶのか? その重量は? 先方までの距離は? 必要な装備や機材は? どんなルートで進むのか? など、自由度がメチャメチャ高い! あまり深く考えず突き進んでもいいですし、準備を万全に整えてもいいですし、荷物の種類や距離を確認して気ままに進めるのもアリ。自分のプレイスタイルで進めることができます。

困難な依頼を手際よくこなして親密度アップ!

 依頼には、物語の進行に影響する“サム指名依頼”、物語に影響せず、1度クリアしてもゲームの進行で復活する“指名なし依頼”、ロボットに“指名なし依頼”を任せる“指名なし依頼(自動配送ロボ)”があります。

 依頼を達成すると、かかった時間や荷物の劣化率などが評価され、サムの配達人グレードがアップ。それによってサムの能力が上昇します。また、“サム指名依頼”だけでなく、積極的に“指名なし依頼”を引き受けたり、落ちている荷物を拾って届けたりすると、各施設との親密度が上昇。

 お礼として特別なアイテムがもらえたり、“Document”に新しい項目が追加されたりすることがあります。さらに親密度が最大になると“スターマーク(★)”がスーツに貼付され、それが自身の勲章となるので、こちらも極めたい要素の1つですね。

たいていの荷物は重く、無茶をすると転倒する可能性も

 配達する荷物は時雨(ときう/タイム・フォール)対策で頑丈なケースに入れられているため、たいてい重いです。それに加えて、必要に応じて各種機材や武器などを携行することになり、総重量がかさむと足元がふらつくことに!

 よろめいたときにL2ボタン、R2ボタンを押して踏ん張らないと、転倒してそれらを周囲にぶちまけてしまいます。主人公が盛大にずっこけるゲームは初体験でしたので、この点には衝撃を受けましたね。

 例え荷物が散乱しても、まるで掃除機で吸い取るかのようにテキパキと回収してくれますが、やはり無茶はほどほどに。

 どういった方針で進めるかはプレイヤーごとに違ってくるので、このあたりには性格が反映されそうです。なお、荷物と装備一式は、背中に背負うか、肩や足のハンガーに取り付けるか、手に持つか、などを選択できます。細かくこだわることもできますが、面倒なら△ボタンを押して“荷物の最適化”を実行すると、一瞬で運びやすい状態にしてくれますので手間取ることはありませんでした。

 その他、フローター、バイク、トラックなどを作成すると、そこに積載して運べるようになります。

広大な範囲で区切られたオープンワールド仕様のフィールド

 本作で舞台となるフィールドは、一定の範囲で区切られたオープンワールド仕様で、その広大な範囲内なら画面切り替えナシで移動できます。グラフィックは驚異的な美しさで、高い場所から周囲を見回すだけで、どこでも絶景ポイントになりえるくらいです。中でも雪の質感がリアルかつ臨場感たっぷりで、雪山を移動する時には冷気が感じられそうなほどでした。

 フィールドには“建設装置”を利用することで、荷物を一時的に保管しておけるポスト、車両も通行できる大きな橋、風力発電機などを建設できます。要所には国道を建設するための装置があり、そこに素材を納入すると稼動。「いったい何が始まるんだーーー!?」と思って見ていると、アッという間にハイウェイが完成! メリメリと道路や設備ができあがっていく様子は、見ていてキモチイイです。

ミュールとBT、2つの脅威がサムの進路に立ちふさがる!

 “ミュール”は、サムの荷物を狙う配達依存症の集団。拠点の周囲に設置したセンサーポールの内側をテリトリーとし、そこに踏み入った者や荷物センサーで“IDタグ(配送伝票)”付きの荷物を探知すると襲ってきます。

 “BT”は“あの世の者”と呼ばれる不気味な存在で、時雨とともに出現。ゲイザーという空中を浮遊するBTに察知されると、ハンターというBTが現れ、ハンターに引き倒されると中型のBTのもとに連れて行かれます。BTがいるエリアに近づくと肩に付けているセンサーのオドラデクが自動的に起動するんですが、これがけっこう怖い! BT関連の演出は、コントローラが振動するなどホラーテイストに仕上げられています。

1人プレイだけど1人じゃない! ゆるい繋がりが新鮮

 本作は1人用のゲームですが、オンライン(PlayStation Plus未加入でもOK)でプレイすることで他のプレイヤーが操作するサムと繋がり、協力プレイの感覚が擬似的ながら味わえる設計になっています。

 繋がる要素はいくつかあり、自分の痕跡(足跡、建設物、休憩した場所、放尿した場所など)が、他のプレイヤーのゲーム世界のマップに反映される、他人の痕跡が自分のゲーム世界のマップに反映される、他人の痕跡に対して“いいね”を送信でき、それが相手にも伝わる、他人の建設物などの近くで“コミュニケーションボタン(タッチパッドボタン)”を押して呼びかけると返事をしてくれる、BTとの戦闘でアイテムを援助してくれるなどです。

 1人で山道を歩いていると心細くなるのですが、このシステムのおかげで他のプレイヤーの存在を感じられ、一緒に攻略しているような気分になりました。なお、反映されるのはそのエリアの“カイラル通信”を接続してから。“カイラル通信”を接続していない場合や、初めて訪れる場所では反映されません。攻略方法のネタバレにはならないのでご安心を。

 ちなみにオフラインでもプレイできますが、過酷な道のりになりそうな気がしました。

 ゲームの難易度は、Very Easy/Easy/Normal/Hardから選択でき、ゲーム開始後でもオプションから変更可能。また、ゲームを進めていくと“こんな時には、こうしましょう”といったアドバイスの他、新たな装備や機器が登場した時には画面に説明が表示されるといった、ゲーム内のTipsで確認することができます。プレイのサポートは万全に整えられていると感じました。


 各地にある温泉のこと、道中で出会うNPCのポーターのこと、BB(ブリッジベイビー)のことなど、まだまだレポートしたいことはありますが、本作では“プレイヤー自身が開拓する”という部分も楽しみの1つになっている作りなので、ぜひ実際にプレイして、体験して、開拓してみてください!

©Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS.

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