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【ボードゲームレビュー】『トランスアメリカ&ジャパン』線路をつなげるだけ! 誰でも遊べる簡単ルール!

『トランスアメリカ』は数々のアワードを受賞!

まずは『トランスアメリカ&ジャパン』の基本情報をまとめておく。

まず2002年にドイツで『トランスアメリカ』が発売された。鉄道を題材にしたボードゲームで、発売されるやその年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞2位と、ボードゲームファンから大きな支持を得た。日本ではメビウスゲームズが日本語マニュアル付きの輸入版を販売していたが、ここ何年かは入手が困難で、購入しようと思ったら中古を探すしかなかった。

そんな『トランスアメリカ』をグループSNE/cosaicがパッケージやコンポーネントデザインを一新して、正式な日本語版として発売。しかも、この日本語版で初となる日本マップも収録した『トランスアメリカ&ジャパン』とその中身もパワーアップしたものとなった。




ここでちょっぴり個人的な話をしておく。

筆者は『チケット・トゥ・ライド』シリーズが大好きだ。入手可能なものはおおむね手に入れているし、いまや中古価格で1万円以上する『チケット・トゥ・ライド:メルクリン』ももちろん持っている(まだ安く手に入る時期に買った)。

そんな流れでいつのまにか鉄道を題材にしたゲームは気になってしまい、『ロシアンレールロード』『グレートウェスタントレイル』『路面電車』と、鉄道ゲームを積極的に買うようになった。そうしたゲームをいくつか遊んでみて、筆者は確信した。

「鉄道ものにハズレなし!」

『チケット~』シリーズ以外はそんなたくさん遊んだわけでもないが、いまのところはハズレがない。なので、ボードゲームの新作コーナーで本作を見かけたときは「あ、買わなきゃ」とサッと手にしてレジに直行したのだった。

手番でやることは「線路コマを置く」、それだけ!

まずは箱を開けてみよう。コンポーネントを並べるとこんな感じだ。



▲ゲームボードは片面がアメリカマップで……

▲もう一方が日本マップになている


6色のコマや、目的地が書かれたカード、線路コマ、ゲームボードなどが入っている。マニュアルは4ページで実質ルールが書かれているのは2ページ程度。冒頭にも書いた通り、ゲームそのものはそんなに難しくない。というか簡単だ。小学低学年でもすぐ覚えられる。

「黒い棒の"線路コマ"を、ゲームボード上の線に合わせて置く」

置ける場所に一定のルールはあるが、基本的に手番にできるのはこれだけ。なので恐ろしくスピーディーにゲームが進む。


▲手番でできるのは、線路コマを2個置くアクションをするだけ。つないだ線路コマが自分のスタートコマとつながっていれば、どこにどう置いてもいい

▲盤面に白2本線が書かれたところに線路コマを置く場合は、1回の手番時に1本しか置けない。


ラウンド開始時、プレイヤーは5色の目的地カードから色別に1枚ずつ、合計5枚受け取る。色別になっているのは、おおまかな目的地エリアとなっている。アメリカマップであれば、西海岸が緑、東海岸がグレー、北部が青、中央部が黄色、南部が赤だ。



▲目的地カードの色は、ゲームボード上の都市の色に対応している


各自、目的地カードとにらめっこしつつ(非公開情報)、スタートコマをゲームボード上に配置する。ルール上は線路の交点であればどこでもいいのだが、基本は配られた目的地カードのうちどれかに置く、となるだろう。

▲目的地カードを確認しつつ、プレイヤーごとにスタートコマ(円柱)を置く場所を決定、そこから各自線路コマを伸ばしていく


ラウンドは手番時に前述のとおり線路コマを置くだけ。最初に置いた自分の都市につながっていれば、どう置いてもいい。これを順番に繰り返して、配られた5つの目的地を線路でつなげることができたらそのプレイヤーがラウンドの勝者となる(あくまでラウンドの勝者であって、ゲームの勝者ではない)。

ある程度のカード運はあるが、基本的にはマップ全体に行き渡るように線路をつなげていくし、ラウンドごとに目的地はすべて配り直しになるので、運もある程度は均等に割り振られているはずだ。

▲配られた5枚がどんな位置かをチェック(赤丸印のところ)。どこからどうつなげていくか……!?


5カ所全部つなげられた人が4点を獲得し、他プレイヤーは足らない線路数によって3、2、1、0点を加点。ここで目的地カードはすべて戻し再びシャッフル、スタートコマ・路線コマもすべてゲームボード上から回収して、また最初からラウンドをスタートさせる(ラウンドをまたいで線路コマを流用することはしない)。

こうして何ラウンドか繰り返し、誰かが13点以上獲得すればゲーム終了、最高得点者がゲームの勝者となる。


▲ゲームボード上部に勝利点トラックがある。汽車コマは得点を表すために使用する

次のページ : 線路をつなげるだけでなぜ楽しいのか

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松井ムネタツ

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