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リアル中世を日本語で!『キングダムカム・デリバランス』開発会社&DMM GAMESプロデューサーインタビュー

「15世紀ボヘミア地方を再現した」 Warhorse Studios:MARTIN KLÍMA氏とVIKTOR BOCAN氏

まずは日本語版の開発も大詰めな時期であった2019年4月下旬、チェコ・プラハにあるWarhorse Studiosへ行き、最新日本版をプレイさせていただいた(そのときの記事はこちら!)。そこで開発者インタビューを敢行、エグゼクティブプロデューサーのMARTIN KLÍMA氏と、デザインリードのVIKTOR BOCAN氏に出席していただき、本作について魅力などを語っていただいた。

▲Warhorse StudiosのMARTIN KLÍMA氏(左)とVIKTOR BOCAN氏


――開発はどのようにスタートしたのでしょうか?

MARTIN チェコに限らず、ヨーロッパの歴史に忠実なRPGがあまりなかったんです。日本には『信長の野望』のような歴史を踏まえたシミュレーションゲームがあると思いますが、RPGとなるとそれほど多くないのではないか、と。

VIKTOR 舞台としてボヘミア地方を選んだのは、まさに我々がそこに住んでいて調べやすかったからです。


――いまどきのオープンワールドRPGだと顔などその容姿を細かくキャラメイクできますが、本作はヘンリーという主人公で固定ですね。

MARTIN 能力を決定するようなキャラメイクシーンはありますが、ストーリーを重要視してたため、「ヘンリー」という主人公キャラは固定しました。そういった意味では、日本のRPGに近いのかもしれません。


――歴史を調べるうえで、とくに大変だったのはどのあたりでしょうか?

MARTIN 市民たちの普段の生活を調べるのが一番大変でした。朝起きたら何をするのか、何を食べていたのか……。

VIKTOR 文章として明確に残っているものはないんです。歴史的な書物の中で少しだけ触れられていたり、絵にちょっとしたヒントが隠されていたり、そういうものを組み合わせてある程度想像できたので、それを本作に組み入れています。

MARTIN 想像と言っても社内にいる歴史学者はもちろん、外部の学者たちにも協力してもらっていますので、限りなく史実に近いものが再現できたと思っています。

――戦闘も実際の剣術に基づいたものなのでしょうか?

VIKTOR じつは、中世の戦闘というのは失われた情報となっていて、現代にほとんど残っていないんです。銃の登場により、剣術の技術継承が行われなくなってしまいました。ですので、これも当時の文献などを参考に、歴史学者と相談したうえでゲームに落とし込んでいきました。リアルばかりを追求してもゲームとして面白くなければ意味が無いので、そこは十分に検討して現在の形にしています。


――とはいえ、全体的にはとことん史実にこだわった作りなんですね。

MARTIN 確かに、史実どおりの大きな箱を我々は準備しました。建物や街並、歴史的な大きな出来事は当時のままを再現しています。ですが、それはあくまで箱でしかありません。プレイヤーの皆さんには、ヘンリーという主人公がその中でどう生きていくのか、どんな人生を送っていくのかを体験してもらいたいんですよ。

VIKTOR 1403年という具体的な年号を舞台にしているので、ボヘミアの歴史を知ってるとさらに面白いのでは?と思うかもしれませんが、そういうことではないんです。この時代を体験ができるゲームにしたので、歴史上の事件を体験してほしいのではなく、中世で生きること・生活することを体験してほしいのです。

――日本にはRPGファンが多いんですが、とくにここに注目してほしい、という箇所は?

MARTIN 戦闘と環境に注目してほしいですね。まず戦闘ですが、スキル等を覚えるだけでなく、プレイヤー自身が戦闘に慣れることで強さを感じることができるようになっています。レベル1でも自身の腕前が成長していれば、強敵に勝てるようになりますよ。

VIKTOR 世界を作っている環境についてですが、たとえばNPCはゲームという箱の中で生活しています。街中で騒動を起こせば、NPCは「何が起こったの?」と集まってきます。その隙に家へ忍び込んで盗みを働くといったこともできます。こうした生きている環境をぜひ味わってほしいですね。

MARTIN 我々は日本のファンタジーRPGも遊んでいます。それらは中世ヨーロッパ文化をイメージしたものが多くありますが、そんな日本のゲームファンに我々が作るリアルな中世ヨーロッパをお届けできるのが、いまからとても楽しみです。ぜひ遊んで、感想を教えてください。

▲スタジオを案内してくれたのは、PRマネージャーのTobias Stolz-Zwilling氏

▲セクション事に部屋が別れている。取材したときは『キングダムカム・デリバランス』ダウンロードコンテンツ第4弾の開発も行っていた

▲「アイディアに詰まったときに飲んだり食べたりしている」という。うん? 飲んだり……!?

次のページ : DMM GAMES側のプロデューサーを直撃!

Commentコメント

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ゲームレボリューション

2019/07/02 07:58

開発が現地というだけあって、凄く本格的なゲームみたいですね。
何を食べていたかなどの研究はさぞかし大変だったことでしょう。

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松井ムネタツ

家庭用もアーケードもPCもスマホもeスポーツもアナログも、ゲームと名の付くものなら...

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