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最強のダンジョンRPG『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』の魅力を語り尽くす!(前編)

後編はこちら!

>>半端ないやり込み要素をみよ! ダンジョンRPG『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』の魅力を語り尽くす!(後編)
 

3機種目の移植=“おもしろい→超おもしろい!”

2016年6月23日にPlayStation Vitaで発売され、その後2017年9月28日にはPlayStation 4版、そしてこのたびNintendo Switch版が発売されることになった『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』。

こうして次々と移植されていったということは、それだけ“売れた”ということであり、つまるところ世のゲーム好きたちに好評価だったということである。実際、2016年以降最強のおもしろさを誇るダンジョンRPGだと言っても過言ではない。

そんな本作を手掛けたのは、看板タイトルである『魔界戦記ディスガイア』シリーズを始め、どこか“王道”とは異なる、個性的でアクの強い作品を多数輩出してきたことで知られる日本一ソフトフェア。

ゲーマーを自認するようなゲーム好きなら、その名を聞いただけで「おっ! また何かやってくれちゃったの?」と興味をそそられるメーカーだ。

全体的にマニアックなニオイがぷんぷんする……というか“マニアック”以外の印象を持たれなさそうな前置きになってしまったのだが、実際かなりマニアックなゲームなのだから仕方がない。

その代わり、おもしろさは保証済みの超良作だ。

本作は、古くは『ウィザードリィ』に代表されるような、一人称視点の“ダンジョンRPG”と呼ばれるジャンルのゲームである。そして、ゲームとしての特徴は以下のようなものが挙げられる。

・8つのファセット(職業のようなもの)を始めとした設定が楽しいキャラクターメイキング&育成
ボリューム満点のダンジョン探索
・最大40人もの“旅団”を編成して戦うバトル
かわいいキャラクター(おもにルカ)
ダークすぎるストーリー
トロコン(トロフィーコンプ)は難しくない

最初のふたつはダンジョンRPGでは定番の要素ではある。ということで、もっとざっくりまとめると、“ダンジョンRPGだけどストーリーとかバトルも尋常じゃない!”という感じだ。

おもしろそうな要素はとりあえず全部入りの欲張りなシステム

まずは、ダンジョンRPGの基本となる部分からチェックしてみよう。

このジャンルではおなじみの“キャラクターメイキング”では、バトルで実際に戦う“人形兵”を作成することになる。8種類のファセット(職業のようなもの)や複数のビジュアル、性格などが設定可能で、作り甲斐はかなりのもの。


プレイヤーは、そうして作成した人形兵を最大5つの“カヴン”と呼ばれる集団に配置してダンジョン攻略に挑むのだ。カヴンを辞書で引くと“魔女のグループ”という意味が出てくるが、いわゆる“小隊”のようなものと考えるとわかりやすい。

ひとつのカヴンには、それぞれ最大でアタッカー(実際のバトルに参加)3人、サポーター(後方支援役)5人、合計8人の人形兵(キャラクター)を編成でき、理論上最大40人もの旅団を率いて戦えるようになっている。

と言っても、集団対集団の大味なバトルが展開するというわけではなく、人形兵個々の能力や、カヴンとしての特性を活かしながら戦う緻密な“戦略性”が求められることになる。

とくに終盤では、個々の強さよりもどの編成で戦うかがボス撃破の鍵となることも多く、困難を好むゲーマー気質のプレイヤーにはじつにやり甲斐のあるシステムだと言える。

また“魂移し”という“ジョブチェンジ”的要素も盛り込まれており、育て上げた人形兵を新たな素体に移して個性を引き継がせながら強化し直す……など、育成面もかなり充実している。

キャラクターメイクや育成だけでなく、探索そのものもかなりのボリューム。

本作には複数のダンジョンが登場し、それぞれが広大かつ複数階層で構成されている。しかも、随所にさまざまなギミックやトラップが用意されていて、探索時はつねに気を抜けないようになっているのだ。

ギミックやトラップは、ダンジョンごとに特徴があり、毎回異なる緊張感が味わえる……のはいいのだが、本当に気が抜けなくて困ることも(笑)。

さらに、探索に利用するシステムも非常に多彩。拠点には、アイテム合成や中途でのキャラクターメイキング、お使いをこなすサブクエストが楽しめる“弟子のメモ”、そして“壁壊し”などの特殊コマンドを解放する“魔女嘆願”といったコマンドが。

ほかにも、探索中には壁壊しで新たな道を発見したり、敵を倒すとランダムで能力や追加効果が設定された装備品が手に入るトレジャーハント的な楽しみがあるなど、とにかく次から次へと新しい要素が登場してはプレイヤーを飽きさせない仕組みになっている。


▲未鑑定のアイテムを集め“解封の儀”で鑑定。思わぬ掘り出し物が見付かることも!

まさに「これでもか、これでもか!」とばかりに詰め込まれた攻略要素のボリュームに、「これは難しすぎるかも……」と尻込みする人もいるかもしれないが、じっくりプレイしていけば意外に使いこなせたりするので、「それだけ長く遊べるからいいや!」とポジティブに捉えるといいだろう。

闇は深いが圧倒的な構成力と演技が光るストーリー

続いて、ストーリーを見ていこう。本作の世界観は、同社の『魔女と百騎兵』とも一部を共有しているようで、暴力や性的描写などもいとわない、ダークな“大人の物語”となっている。

舞台となるのは、すたれた辺境の街“ルフラン市”。人々から忘れさられたその街には、前人未踏の“地下迷宮”が存在していた。その迷宮の謎を解き明かし、未知なる魔法の品を持ち帰ってほしいという依頼を請けてやってきたのが、黒髪の美女“夕闇の魔女ドロニア”とその従者の少女“ルカ”。ドロニアは自分が魔女であることを隠すため、人形劇の一座を装って街に滞在することになる。

このドロニア、じつはかなりの性悪で、ふだんは猫を被っているのだが事あるごとに邪悪な行動に出る。一方で、ルカはまさに“天使”。素直で、健気で、あまりのかわいさにプレイヤーの10割が父性もしくは母性が溢れ出て止まらなくなってしまうほど(当社調べ)。


▲とある目的のため、迷宮の探索依頼を引き受けてやってきたドロニアたち。しかし、謎に包まれていたのは迷宮だけではないと後に知ることになる……
 


▲ドロニアが邪悪すぎるのもあるが、ルカの天使っぷりには誰もがほっこりするはず
 

そしてプレイヤーは、ドロニアの命を受け不思議な井戸の底に広がる地下迷宮を少しずつ踏破していくのだが、踏破状況によって帰還時に街の中でのストーリーも進むことになる。

街にはじつに個性的な人々が住んでおり、ストーリーパートでは彼らとの交流が……なんて生やさしいものではない。ドロニアは悪者だが、街の住人たちのほとんどもたいがいなのだ。かなり早い段階から、喰うか喰われるか、生きるか死ぬかの凄惨な駆け引きが展開していく……。



▲策略にハメたり、襲われたりするのはもはや日常茶飯事。「これバッドエンドじゃないの!?」という展開もあったりする
 

一方、ストーリーが進んでいくうちに、ルフラン市に隠された重大な秘密や、ドロニアたちの悲しい過去も少しずつ明かされることになる。ルカの存在がなければ、精神力が弱い人なら途中でくじけてしまうかもしれないようなダークな展開が続くが、ストーリー自体は非常によく練り込まれている印象。

とくに、中盤から終盤にかけて全体の輪郭が見えてきてからは先が気になって仕方がなくなる。ダンジョン攻略が歯応えがありすぎるせいか、なかなかストーリーを進められずにヤキモキすることもあるが、ゲームを進めるモチベーションには事欠かないはずだ。


▲ドロニアの過去とおぼしき回想シーンも。かなり衝撃的な内容になっているぞ
 


▲あまりの邪悪さに嫌いになってしまいそうなドロニアだが、ストーリーが進むにつれてだんだん肩入れしたくなっていくはず
 

随所で挿入される“人形劇”もかなりインパクトが強い。正直“エグい”内容ばかりなのだが、それが暗示しているものに気付くと思わずブルッと震えがくるかも。


▲子どもには見せられない、怖い怖~い人形劇。ストーリー進行とともに、少しずつ内容も変わっていく
 

「落ち込んだりもするけど、最後はみんなハッピー♪」的な平和な展開を望んでいる人には、人間の業の深さをえぐり出すような本作の内容はだいぶツラいものになるかもしれないが、ストーリーとしては驚くほど完成度が高いものとなっている。

また、そんな内容だけに仙台エリさん(ドロニア)、種﨑敦美さん(ルカ)など主要キャラクターの迫真に迫る演技も心に残るものになるだろう。とくにルカのかわいさはすべてを救ってくれる。

まだまだ本作の魅力は語り尽くせないのだが、なんとここで文字数が尽きてしまった。育成要素やゲームプレイのコツなど、実用的なゲーム紹介については後編でお届けするのでお待ちいただきたい!

※本文中の写真はPlayStation Vita版のものです。


『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』公式サイト

©2016-2018 Nippon Ichi Software, inc. 

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