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第4弾茶熊学園の特報も!? なぜTCGを作ったかに迫る『白猫TCG』開発責任者KMP独占インタビュー

今回その中でもピックアップしていくのが、“アナログ”トレーディングカードゲーム『白猫プロジェクトTCG』(以下、『白猫TCG』)。その制作の経緯や、なぜ“アナログ”なのか、そして全国大会“エキサイトアリーナ”やその先の展開など、白猫ファンやカードゲームファンが気になるところを、開発責任者KMP氏に突撃! 聞き手は、公式番組にも出演しているケンちゃんと白猫声優の中村紗彩(さあや)さん。


▲インタビュアーのケンちゃん&さあやは公式プレイヤーとして『白猫TCG』で全国行脚も経験。エキサイトアリーナ予選も突破している強者だ

なかなか聞けない情報もゲットできたので、プレイヤーの方々、『白猫』ファンも含め気になる方はぜひとも最後まで読んでほしい。


▲開発責任者KMP。嘘キャトラキャラバン企画で休みの日は全国のカードショップを回っている

『白猫TCG』の企画はあのタイトルが起因だった

ケンちゃん 本日はよろしくお願いします。本日は『白猫TCG』の過去・現在・未来についてインタビューしていく予定です。全国を一緒に回った仲なので、いろいろ話せないことも話していただければ、と。

中村紗彩(以下、さあや) (笑)。

開発責任者KMP(以下、KMP) お手柔らかにお願いします(笑)。

ケンちゃん まず、本作『白猫TCG』を制作した経緯をお話いただけますでしょうか。アクションゲームをなぜトレーディングカードゲーム(以下、TCG)にしようと考えたか、そもそものお話も気になるところです。

KMP 僕が所属している部署はイベント運営やグッズを制作しているビジネスプランニング部なのですが、グッズ販売やコラボカフェ運営などさまざまな弊社タイトルのイベントを見ていたことがきっかけです。

とくに『白猫』や『魔法使いと黒猫のウィズ』のコラボカフェでは、来店されているユーザー同士が、コースターのトレードなどでコミュニケーションを取っていたこと印象に残っていまして。

さあや 私もカフェにはよくお伺いしていますが、コースターのトレードはよく見る光景ですね。

KMP そして、一昨年の夏に京都で開催したスタンプラリーであったある出来事も企画スタートのひとつの理由です。そのとき、あるユーザーさんが「トレーディングカードゲームがあれば、もっとみんなで楽しめますよ!」という言葉を聞いて、そういう需要があるかなと考えました。

そして、僕自身アナログゲームはかなり興味ある分野でもありまして、それをきっかけに昨年の夏頃から企画をスタートさせて、制作に移りました。『白猫』の世界観を対戦カードゲームに落とし込むとどうなるかというのをブラッシュアップして、今の形になったんです。


▲京都市内の店舗と連携し、スタンプラリーを開催。店舗独自のコラボグッズも魅力だった

さあや ユーザーの方々同士で『白猫』を楽しんでほしいという意図があったんですね。2016年の“『白猫』全国キャラバン”でも売店に立っていましたね。

KMP 弊社が開催した数々のリアルイベントでユーザーさんの反応や思いを感じることもできたので、うまく反映・吸収しながら商品を作っていった形です。

ケンちゃん なるほど……、現場に立っていたからこそできた部分もあるんですね。TCGを作った理由に関してはわかったのですが、一点疑問も浮かんできました。

コロプラはスマートフォンゲームを中心に運営している会社です。対戦型のTCGとなると、素人考えでは普通『シャドウバース』や『ドラゴンクエストライバルズ』のようなデジタルカードゲームになると考えるのですが……。

KMP 弊社はもともと『コロカ』、『コロニーな生活』という位置ゲーでリアルカードを取り扱っていました。その面もあり、今回のTCG企画への社内の反応は自然でした。もちろん、僕の部署がグッズの部署だった、ということも大いにあるのですが(笑)。


▲『コロニーな生活』で使えるリアルカード、『コロカ』。指定の店舗で買い物をすると『コロカ』が貰え、カードに記載されたコードを入力するとゲーム内限定アイテムと交換できる


さあや リアルに手に取っていただく商品に関しては、KMPさん自身も知見がありますからね。私もいろいろグッズは買わせてもらっています。

KMP ちなみに『コロカ』はいまでもコミックマーケットの場で見かけるんですよ。ユーザーの方が全国を回ってカードを集めて旅のしおりをまとめるみたいな。それを見ているとリアルなアイテムのコレクション性や、それを利用した人同士のコミュニケーションは、まだまだ広がりがあると思うんです。

さあや 私自身も実際『白猫TCG』を触れていてそれは感じました。最初対面でカードゲームを対戦するって「ルールを間違えたらどうしよう」など緊張した部分もあるのですが、ユーザーの方々も優しく交流もできて楽しませてもらっています。

ネガティヴなイメージとの戦い

ケンちゃん 『白猫TCG』のスターティングにご一緒させていただいたりして突きつけられた現実として、スマートフォンゲームのアナログカードゲーム化ってあまりいいイメージがない……という印象もありました。というか、従来のカードゲームユーザーさん、店舗、流通にとって、正直アレルギーがあった印象さえありました。

それは数々のスマートフォンゲームのリアルカード化が短期間でサービス終了したことに起因しているのですが……。

KMP 正直、出したときの反応がネガティヴになることはある程度覚悟していました。実際発表会のときも「あのタイトルは一年で終わったよな」などの反応も多かったですし。そのような反応は想像できていたので、逆にそれをどう驚きに変換していくかをこの1年考え続け、実行しています。

ケンちゃん 僕もイベントをご一緒させていただいていて、KMPさん自身も全国を回っている光景をみて、ユーザーさんや店舗さんとの信頼関係の構築を大事にしている感覚があります。

KMP 『白猫TCG』もそうですが、商品に関しても対戦に関しても、双方の信頼関係の上で成り立つものだと常に考えて動いています。これまでさまざまなことを発信したり、イベントを開催したりして、もちろん失敗もありましたが、逆に成功もあって。トライアンドエラーとなってご迷惑をおかけした点も多々ありましたが、徐々に運営としても良くなってきたかなという実感はあります。

しかしまだ、あくまでも徐々に良くなっている段階なので、これに満足せず留まらず、さらに良いものを作る、上を目指していく覚悟はあります。今後も、自分たちが目指すものを見据えつつ、ユーザーの方々が楽しく満足して、このタイトル手にとって遊んでいただくことを理想に、イベント、ゲーム開発を進めていきたいと思っています。

 

ケンちゃん ありがとうございます。そして不思議に感じたことがもう一点。この『白猫TCG』はコロプラ自身が販売していることにびっくりしました。他社のIPを利用したTCGは、TCGの運営・販売に長けたところに対してライセンスアウト(※)…、版権を借りて作っているイメージがあります。
(※ライセンスアウト……他社にIPの権利を貸し出すこと)

今回『白猫TCG』はそうではなく、コロプラ、ひいてはKMPさんが単騎でTCG業界に殴り込んだ形にもなりますよね。その点で苦労したことってあったのでしょうか。


KMP これはビジネス的なことになるのですが、流通さんがいないと成り立たない、広がっていかないので、とにかくいろいろな会社さんへお話しにいきました。世にいう営業ってやつですね(笑)。

ケンちゃん 当初のネガティヴなイメージもあり、その点はかなり苦労したのではないのでしょうか。

KMP はじめは「どうせ1年で終わるんでしょ?」とか言われたりしましたね(笑)。そこでめげずに何度もお話する機会をいただき、「こういうユーザーの方々が楽しめる展開をしていきたい」、「こういう手にとっていただく価値がある商品を作っていきます」とじっくりと説明させていただいて、スタートラインに立たせてもらえました。

今までグッズ制作の面でのライセンスアウトを自分が過去担当していた経験もありましたので、その蓄積もものすごく役立ちました。その甲斐もあってか、カードショップさんももちろん、最近ではコンビニエンスストアさんなどにも置いてもらえるようになっています。

ケンちゃん 最近は確かに見かけることも増えてきました。

KMP 先程ケンちゃんも言っていたことなのですが、他社さんのタイトルはライセンスアウトしているので、ある意味版権元とTCGの運営は連係はしていても、物理的に切り離されている部分があったりします。しかし、このタイトルは弊社自身が制作・運営しているので、『白猫』本家制作陣の思いを乗せたり、本家のユーザーさんの願いや思いを叶えたりと、フレキシブルに動ける環境でもあります。

独自で企画を進行させていたことに加えて、僕自身がさまざまなイベントの最前線に立っています。そこで感じたことやユーザーの方々の反応をスピーディーに反映できる環境にあるんですよ。


▲さまざまな店舗、イベントで先陣を切ってユーザーと対戦するKMP

デザイナーだからできるカードへのこだわり

さあや TCGは未経験、業界も初ということですが、そもそもKMPさんはTCGタイプの予備知識自体はあったのでしょうか。

KMP もともとカジュアルゲームを作っていた経験がありました。それだけでしたので、他社さんのTCGをいろいろ触ってカードのデザインやゲーム性を研究しました。もちろんTCGイベントもこっそりと足を運んで偵察しました(笑)。

さあや 企画スタート『白猫』の世界観と組み合わせて今のゲーム性になったと。

KMP いままでのゲームの制作・運営、そして遊んできたゲームの経験を活かして、自分なりの『白猫』とTCGを組み合わせ、企画としての軸を立てることを大事にしてきました。
その軸がないと何かに影響されて、ゲーム性や運営・展開もブレちゃう気がして……。そこは絶対に動かさないと決めています。

またカードの裏側のデザインもこだわっていて、3、4年後遊んだときも高級感があるように作ってみました。もともとデザイナーだったので。

ケンちゃん デザイナー経験もあったんですね。

KMP ブースターとストラクチャーに関しても、ひとつずつテーマを決めて作っています。具体的に説明すると、第1弾ではシャルロットとクライヴがポスターなのですが、金と銀、そしてハリウッド映画のようなインパクトを残すことをイメージして、ポスターを作成してみました。

じつはカードのレアリティもEXがなかったのですが、それも販売直前で追加したという経緯もあります。

さあや 同じ性能ですが、デザインがより豪華な高レアリティカードのことですね。


KMP あまりほかにはないであろう金箔と銀箔を使った豪華なデザインだったり、そしてキャラたちの印象的なセリフを入れてみたりと、かなりこだわりました。また低レアリティカードたちもただの立ち絵だとつまらないので、描き下ろしを思い切り増やすなど、チャレンジした部分もあります。

正直、締め切りギリギリで仕様変更したのでその分スタッフさんにも苦労をかけましたが……。結果、ユーザーさんのモチベーションを保つのにある程度役立ったかな、と感じています。

さあや 『白猫』ファンとしても、過去登場したキャラの新たなイラストが見られるということで、それはひとつの価値になったと思います。

これからの『白猫TCG』はどうなっていくのか!?

ケンちゃん 現在『白猫TCG』は2017年5月25日から約7~8ヶ月を経過し、ブースターは3弾、そして構築済みデッキ(ストラクチャー)は5つ発売されています。その売れ行きはいかがでしょうか。率直な話、運営を続けるにはある程度売り上げがある必要がありますし、気になっている部分でもあります。

KMP 直球で聞いてきますね(笑)。ありがたいことに商品もいい評価を頂いていて、その点は安心して遊んで大丈夫ですよ、とお伝えしておきます。

じゃあ、「この先どうしていくの?」ということで、もちろん2年目についても考えています。2018年に行うさまざまな施策を進めていますので、イベントのような区切り区切りのタイミングでユーザーの方々にお伝えできればと考えています。

ケンちゃん ひとつの区切りとなるのが、2018年3月25日に開催される初の全国大会 “『白猫TCG』エキサイトアリーナ”でしょうか。本タイトルは対戦ゲームなので、いつかは全国大会が開かれることは予定されていたのでしょうけれども、このタイミングを選んだのはなぜなのでしょうか。


▲2018年3月25日に開催される『白猫TCG』エキサイトアリーナ。初の全国大会となる本イベントは東京都立産業貿易センター台東館で開催される。初代王者は誰だ

KMP 正直全国大会のタイミングに関しては相当悩みました。発売していちばん最初に聞いたユーザーさんの声って「TCGってなんですか?」でした。そのようにTCGに造詣が深いユーザーさんだけでなく、もともと『白猫』本家をプレイしていたTCG初心者の方もいたので、どの時期がベストかはつねにスタッフと話し合っていた部分でもあります。

さあや 『白猫』本家自体もアニメ、ゲームに造詣が深い方だけでなく、幅広いユーザーさんがプレイされていたイメージがあります。

KMP TCGならではのお作法というか慣例というか、それを新しいユーザーの方々にも一個一個伝えていく必要があって……。個人的にはもう半年先ぐらいで当初考えていました。純粋にコレクターの方もいらっしゃったり、ガチで対戦を楽しんでくれる方もいたりと、どうバランスをとっていくかを悩みました。

もちろんコレクターとガチで対戦しているプレイヤーの方々のどちらが優れている、とか上だということではなく。両者を大事に考えている中、最近そのバランスがちょっと崩れてきた肌感がありまして……。

ケンちゃん 全国を回る機会も多く、ユーザーさんからの直接の要望も多かったでしょう。

KMP そんな中、開催を決意した鍵になったのが原宿と大阪で開催した“ギルドパーティ”です。ここではユーザーさん同士がカードを教え合うという光景が見られました。遊びを大会という競技にするとなるとハードルが上がる部分もあるのですが、いまの『白猫TCG』のユーザーさんならいっしょにこの遊びも乗り越えてくれる、楽しんでくれると思い、このタイミングにしてみました。

ケンちゃん なるほどです。おっしゃるとおり、今までのイベントは“交流”を重視していました。この『白猫TCG』エキサイトアリーナはどのようなイベントになるのでしょうか。

KMP 軸としては3つあります。全国の店舗で予選を行なうシングル大会、当日のタッグ大会、そして女性限定大会です。各カテゴリーの目的ももちろんあります。

シングル戦はガチでプレイしている人に向けてのものです。これまで遊んでいただいた集大成を見せる場所と設定しています。

タッグに関しては、イベントにペアなどで遊びに来てくれるひとに一緒に楽しんでいただいてほしく、タッグ専用ルールを作って開催することにしました。

そしてレディース限定大会に関しては女性の方々も気軽に遊んでほしいことを目的にしています。TCG自体、女性が入りにくいイメージがあるので、そこを障壁にしてほしくない、と。

ケンちゃん 実際に原宿のカフェでは女性のプレイヤーさんを見かけることも多いですよね。

KMP ほかのTCGの運営の方にも「女性のプレイヤーが多いですね」と言われることも多いので、全国大会は自信がないけど大会に出てみたい、という女性にぜひ参加してほしいと考えています。

さあや 他に何か企画はあるのでしょうか。

KMP もちろんグッズ販売も行なうつもりです。今回はスリーブに加えて……いろいろ考えています。


▲現在出ている『白猫TCG』のプレイマットだが、そろそろ発売にも期待が!? この2枚に加えて関西圏で配布された超レアなコヨミのプレイマットもある

さあや これは楽しみになってきましたぞ!

『白猫TCG』この先の野望とは!?

ケンちゃん それでは最後になるのですが、2年目向けての展望、野望を教えていただけますか? 

KMP やりたいことはいっぱいあります。その中で一番やりたいことが『白猫TCG』オリジナルの世界観を作ってみたいということです。

さあや 『白猫』ではなく『白猫TCG』で、ですか?

KMP そうです。チャレンジしてみたいです。

ケンちゃん 『遊戯王』や『ヴァンガード』のような他作品では主人公がカードゲームユーザーとして登場して……という世界観ですよね。どのような作品になるか楽しみです。

KMP そして、ゲーム方面では『白猫TCG』自体の認知度の向上ですね。その施策の詳細はまだ言えませんが……。またイベントとしてはどのタイミングかはまったく決まってはいませんが、カラーマスター決定戦ってのも開いてみたいです。

さあや 単色デッキ大会!

KMP そして、全国の店舗さんで開催するフレンドミーティングもより力を入れていきたいです。フレンドミーティングの参加商品もいろいろ試してみる予定です。昨年、空たぬきスリーブも入れたことがあり、当初「そんなのいらないよ」的な厳しい反応もあったのですが、開けてみれば結果好評でして。そのように、カードショップさんに足を運んでフレンドミーティングに参加する意味というのをもっと強くしていきたいです。


▲フレンドミーティングに参加するともらえる空たぬきスリーブ。1回につき5枚獲得できた

ケンちゃん ここまでお話いただいてなんですが、ちょっとだけ新情報をいただけたりしませんか? 第4弾茶熊学園のイラストとか!?

さあや イラストとか!

KMP え!? まだ『クイズRPG黒猫と魔法使いのウィズ』コラボも出てないんですが……。今回、わざわざ来ていただいたので、2枚だけ製作中のイラストをお見せしましょう!

ケンちゃん やったぜ!


▲茶熊学園制服のノア&ティナ、そしてマール

さあや おおこれは……描き下ろし!

KMP 現在イラストも含め鋭意製作中なので、ご期待いただけると! 2018年1月25日発売の第6弾目のストラクチャーデッキ「The Black Impact」も含め、引き続きよろしくお願いいたします。

ケンちゃん では最後に、『白猫TCG』ファンに向けてメッセージをお願いします。

KMP 今後も安心してこの商品を手にとって遊んでいただけるよう、環境づくり、ゲームづくりを全力で今後も頑張っていきます。いいゲーム、面白いゲームを作ることはもちろんですし、僕自身、嘘キャトラキャラバンなどで全国のプレイヤーさんたちにも会いに行きます。今後ともよろしくお願いします!

ケンちゃん 長時間ありがとうございました。

 


▲2018年1月25日には第6弾目のストラクチャーデッキ「The Black Impact」が発売。同社の人気タイトル『クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ』とのコラボだ。さらにこの先は』『白猫』本家の人気イベント「茶熊学園」カードの登場も予定されている


白猫プロジェクトTCG

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