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8月17日よりシーズン3.0となる『ドラゴンズドグマ オンライン』の見どころを、松川プロデューサーに聞く!

著者:ゲーム★マニアックス編集部

カプコンが贈るオンラインオープンワールドアクション『ドラゴンズドグマ オンライン』(PS3/PS4/PC)。2017年8月17日よりスタートする大型アップデート『シーズン3 亡国の炎』をまえに、プロデューサーを務める松川美苗さんに、新シーズンならではのポイント、そしてこれからはじめる初心者へのアドバイスを聞いてきた!



▲カプコン『ドラゴンズドグマ オンライン』プロデューサー 松川美苗さん

シーズン3.0は主要コンテンツが総入れ替え!

――シーズン3.0の全体像はどのようになるのでしょうか?

松川 8月31日でサービス開始から3年目に突入する『ドラゴンズドグマ オンライン』なんですけど、これまでは覚者となった主人公が、シーズン1では自分の大陸を危機的状況から救っていき、シーズン2では謎の大陸を冒険するというお話でした。

それがシーズン3.0では、いきなり絶望した大地に送り込まれてしまうところからスタートします。『ドラゴンズドグマ オンライン』のタイトルロゴには5匹の竜がいるんですけど、今回は3番目の竜が治める大地・アッカーシェラン大陸が舞台です。

ですが、アッカーシェランの火竜は正体不明の“悪しき竜”に倒されてしまっています。本来いるはずの竜がいないため、大地は荒廃して人々は絶望に明け暮れている。そこに主人公が放り込まれる、という流れです。

――今回は“王家再興”というテーマが掲げられています。

松川 シーズン1、2は「もう(国が)やばいかも!」という状況はありましたが、シーズン3では危機的状況は終わっていて、国が滅んでしまっています。一度は滅びた国をどういうふうにしたら救えるのかを、主人公と周りの人物たちが考えていく。そんな世界観を作っていきます。

――アッカーシェランはすでに荒廃した状態だと。

松川 そうです。シーズン3.0の冒頭では、主人公の覚者は「悪しき竜」の力によってアッカーシェランに連れ去られてしまいます。周囲の人間が敵か味方かもわからない。「どうしたらいいの?」「なにをしたらいいの?」という状況からのスタートで、徐々に人々が活きる気力をなくし、滅びの道へと進んでいるんだというのを感じていただけるようになっています。

――メインクエストで展開するのは、そんな絶望に打ちひしがれた人々に希望を与えていくストーリーであると。一方、遊び的な部分はどのようになるのでしょうか。

松川 大きくサブストーリー、エピタフロード、エリアミッション、ウォーミッションがあります。

これまで物語関係のコンテンツは、メインクエストが主軸でした。今回はそれとは別に、アッカーシェランに生きている人と関わりながら、どうやったら土地が豊かになるか、ひいては王家が再興できるのかを一緒に考えて成長していく物語を描きたくて、サブストーリーを入れました。これはメインクエストをある程度進めると進行できるようになります。ミッション型のデイリーミッションとイベントミッションを相互に遊びながら、キャラクターとの絆を深めていきます。

たとえば、3.0でサブストーリーのキャラクターとなるキャリーという女の子は、アッカーシェランの大陸のみんなが食べ物に苦労しているため、キッチンを復活したいと願っています。魔軍の占領下で食料を探すのがたいへんな中、それでも兵士に戦ってもらうには台所がいるよね、ご飯を作らなきゃいけないよね、というキャリーの気持ちを汲みながら、前へ進んでいき、それが王家再興に繋がることになります。


▲シーズン3.0から登場するキャラクターたち。これまで同様に魅力的に描かれる

――メインストーリーとは違った角度で王家再興を目指すということですか。では、エリアミッションは?

松川 エリアミッションは、アッカーシェランのエリアを壊滅させてしまった強力な魔物を倒すこととが目的です。

シーズン3.0で登場する魔物・カトブレパスは、悪しき竜の力を手に入れたドワーフオークが作る“戦甲パーツ”を身に着けていて、背中に積まれた櫓から砲撃やタル爆弾を落として攻撃してきます。そうした攻撃を避けながらパーツを引き剥がし、協力して打ち倒します。パーティーやポーンと協力して、高難易度な敵を倒していく遊びになります。カトブレパスはシーズン3後半の【限界域】という高難易度を超えたやりこみプレイヤー向けのミッションにも登場します。


▲巨体なうえに大砲などを備えたカトブレパス。いかにも強敵そうだ

――エピタフロードとは?

松川 ダンジョンを踏破してさらに進み込んでいくコンテンツになります。エピタフ(墓碑銘)には過去のアッカー王家の英霊たちの魂が宿っていて、いろんな試練を与えてきます。それを踏破していくことで、次のエリアが開放されたり新たな力を得ることができます。一度クリアして終わりではなく、定期的に区画が解放されていく継続的なコンテンツとなります。シーズン3から解放される「カスタムスキルEX 技・剛」もここで入手できますね。

――ウォーミッションとは?

松川 シーズン3期間の中盤で開催しようと思っている、8人参加の大型バトルコンテンツになります。これまで8人参加のミッションはグランドミッションとして提供してきましたが、名前を変えました。具体的には、砦内に進攻して、旗を破壊しつつ敵陣を制圧するという流れになります。なので、8人のうち「お前とお前はここを頼む! 俺とこいつは次の場所へ攻めに行く!」といったように、8人だからこその意思疎通や戦略が重要となる遊びにしていく予定です。

――よりコミュニケーションや戦略性が重要となるわけですね。

松川 そうです。また、一度の開催期間が長期に及び、その中でもオーク四将軍“獣の将”と呼ばれる非常に強力な魔物が出てきます。名前のとおり獣を呼び出すんですけど、さらには戦闘中に「お前を攻撃するぞ!」と、敵視(ヘイト)を向けてくるんです。この敵視上昇は『ドラゴンズドグマ オンライン』では初めての要素で、私は普段ヒーラー系のジョブでプレイしているんですけど、それなのに敵視を向けられたらたいへんだよ!とテストプレイでは右往左往しました(笑)。


▲ウォーミッションで出現する獣の将。危険そうな臭いがプンプン

――これまでは個々の敵ごとだったヘイトが、敵ボスが「次はお前だー!」と名指して敵視をしてくる、と。

松川 そうなんです! そうなったときはみんな助けてー!と、できるだけ魔物たちがまとまるように動いて、味方がまとめて倒せるようにするなどの駆け引きが増します。なんといっても強い敵なので、出現すること自体もレアなのですが、倒したときは大きなボーナスを得られるようなお祭りを開催したいと思っています。

――大型アップデートだけあって遊びの質が変わってきている部分が多いですね。

松川 このインタビューにディレクターの木下が同席できていないことで、いま(編集部注:2017年7月某日)の開発状況の慌ただしさをご想像いただけたら(笑)。オンラインゲームを2年、3年と継続していくにあたっては、それまでの型を踏襲していくほうが、我々開発としては作りやすいし、ユーザーさんとしても想像がしやすいです。でも、今回のシーズン3.0は「維持をするのではなく、もう一回跳ねてみよう!」という意識で、ゲームサイクルを含めてやれることすべてを詰め込むチャレンジをしています。主要なコンテンツをメインクエスト以外はほぼ入れ替えようというのが目標ですので頑張ります(苦笑)。でも、そうやって送り出した遊びから、いい反応が返ってくるといいなと思っています。

 

新たな育成要素はマンドラゴラのガーデニング!

――メインのアップデート以外の内容を聞いていきます。ポーンとマンドラゴラ、それぞれの育成が追加されました。

松川 はい。覚者の自室開放後から受けられる、専用パーソナルクエストのクリアで解放されます。正式名称は“マンドラゴラ・ガーデニング”で、とあるクエストを受けるとレスタニアの各地でマンドラゴラを捕まえてくることができます。ガーデニングでは、マンドラゴラに特定の素材を渡してから一定時間待つと、特別なアイテムを生み出してくれます。アイテム提供時に追加する“肥料”の内容によって新しい姿に成長することがあって、しかもレアリティの高い新種を見つけると、まるで星を発見したように、第一発見者のプレイヤーの名前が図鑑に登録されるんです!


▲自室の庭でガーデニングができるようになるマンドラゴラ。なんか頭に花が咲いてる!

――松川さんの口ぶりからすると、かわいい癒やしコンテンツのようですね(笑)。

松川 そうですね(笑)。アクションを通じておもしろいコンテンツを提供するのも目標ではありますが、RPG要素の横幅を広げていくことでの重要なコンテンツを作れるのもうれしいですね。

――ポーンの戦術育成はどのように行うのでしょう。また、ポーン命令との違いは?

松川 これまではポーンに対して「回復重視」「挑発スキル発動」といった全体命令を出すことができました。対してシーズン3.0でやりたいのは、ポーン1人1人に対して「お前はこういうふうに行動して欲しい」と個性を持たせることです。戦術育成は、覚者の自室で会話形式で行えて、自分自身の戦闘スタイルにあったポーンへと育成することができます。

育成のためのポイントは、パーティーに連れていって敵を倒すことで入手できます。ソロで遊んでいる方なら普通に遊んでいれば溜まるようになっています。


▲ポーンの戦術育成は、特定のクエストを達成するともらえる“語らいのベル”を使って対話形式で行っていく

――育成は積み重ねで賢くなっていくのでしょうか?

松川 どんどん好みを寄せてというのが正解です。その状況に対してどう行動してほしいかを明確に細分化していけます。ポーン命令がなくなるわけではないのでご安心ください。

――シーズン3.0以降の大まかな予定をお聞かせください。

松川 2017年内に、シーズン3.1をリリースできるよう鋭意準備中です。また、3.0リリース以降も小規模でコンテンツの追加を予定していて、去年の10月に好評をいただいたハロウィンイベントの開催、それに未発表のコラボもありますので、楽しみにしていてください。

シーズン3.0は新規ユーザーにより優しく

――これから『ドラゴンズドグマ オンライン』を始める人がシーズン3.0のコンテンツを楽しむためには、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?

松川 個人差はあると思いますが、開発では100時間以内を想定しています。今回、経験値の入手量を倍増する“祝福のルーキーズリング”の上限をレベル70に引き上げる予定でいます。メインクエストでは、エリアランクの受注条件を撤廃するなど、シーズン3.0まで最速で駆け上がりやすく“追いつきたい人は追いつけられるように”したいと思います。我々は冒険世界を作っているので、ゲームを始めたユーザーさんは遠くに何かが見えたら、その場所まで行ってみたくなると思うんです。それはオープンワールドの良し悪しな部分で、寄り道をしているとどうしても時間がかかってしまうので。

――アクションやレベル上げ以外にも、いろんなエリアを探検したて知識が増えていくことの面白みがありますよね。

松川 そうですね。アクションだけでなく成長や育成などのRPG要素もあるので、それがいろんなフックとなって大勢の人たちに楽しんでもらえたらなと思っています。ぜひ新しいユーザーさんにもアッカーシェラン大陸を目指していただければと思います。ポーン育成やマンドラゴラ育成は序盤から遊べますし、なにより基本無料で始められますので!

――シーズン3.0にあわせて発売されるパッケージ版『リミテッドエディション』には、1ジョブをレベル80にできる“LV.80成長&礎とエリアランク解放セット”が付いています。そうした理由を教えてください。

松川 『リミテッドエディション』のアイテム内容には運営内でもいろんな意見があって、すごく悩みました。結果、レベルは最前線の人と同じに、メインクエストが進めやすいように全エリアの礎を解放しよう、そうすることによって、進めたい人にとって進めやすくなることを目指しました。新規のプレイヤーの方はもちろん、以前遊んでいて復帰をしてくださるプレイヤーの方にも“選択の幅を用意する”のが第一の目的です。

第二の目的としては、「これまでファイターしか遊んでこなかったけど、フレンドのソーサラーみたく魔法をぶっ放したい!」といった方に向けてです。別ジョブを1から育てるのは苦労が多いのですが、『ドラゴンズドグマ オンライン』はアクションが魅力のひとつですから、ジョブを変えたことで違ったゲーム性が楽しんでもらえますから。


▲“時短”ができる多数のオプションアイテムに加え、オリジナルグッズまで手に入るリミテッドエディション

――新しく始めた人も時間をかければ追いつける、そこをショートカットしたい人はリミテッドエディションの購入がオススメである、と。

松川 そういうことです。日々私たちもユーザーの皆さんのプレイ状況をログという形で参考にさせていただいていますが、テレビやモニターの前に座ってゲームをプレイするという、すごく貴重な時間をいただいていると思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

――シーズン3.0になったことで新規プレイヤーが遊びやすくなった部分はありますか?

松川 新規の方だけでなく既存のプレイヤーの皆さんからもたくさん声をいただいている部分なのですが、アイテム収納に関しての抜本的な改修をしています。保管ボックス(赤箱)と格納チェスト(青箱)があるのは変わりませんが、青箱で無料提供してきた2ページ分が、より利便性の高い赤箱へと移動します。新規の方ではアイテムがより管理しやすくなりますし、既存ユーザーの方でもシーズン3.0となって増加するアイテムに対応しやすくなります。


▲アイテム収納はより便利に。無料で使える枠も増えるとのことだ

もう1点は、初期から望まれてきた“パーティー募集掲示板”が完成しました。従来はちょっとした質問やパーティーの募集を、チャットのシャウト機能を使って叫ぶしかありませんでしたが、ついにシーズン3.0からはメニューからアクセスできる掲示板を使っていただけるようになります。たとえば「先輩覚者さん、○○のクエストを手伝ってください!」といった募集が気軽にできるようになるので、ユーザーさん同士のコミュニケーションを広げていってもらえたらと思っています。

――新規ユーザーに対してオススメのジョブはありますか?

松川 過去のプロモーションで“あなたにあったジョブ診断”といったこともやったのですが、現在『ドラゴンズドグマ オンライン』には10種類のジョブがあります。きっと皆さんは、どのジョブが自分の好みに合っているかを試してみてくださっていると思います。10種類の中でも、オーソドックスに開発しているのはファイターです。理由としては、カプコンのほかのアクションタイトルにも通ずる部分がありますので、クイックなアクションはそれほどない、ガードもできる、とわかりやすい手触りにしています。

そのうえで、「やっぱりアクションが苦手だな」という方にオススメするのがプリーストです。アクションゲームである『ドラゴンズドグマ オンライン』ですが、それぞれのジョブにはロール(役割)が成立するよう気を使っています。その点からすると、プリーストは支援と回復だけで、パーティーの役に立つ調整を入れ続けているんです。私を筆頭に、チーム内にもアクションが苦手なプレイヤーはいますが、そういう方でも『ドラゴンズドグマ オンライン』の世界を楽しんでもらえるよう、アクションに振り切らない調整をしたのがプリーストです。

多様な遊び方ができるようにジョブを用意しているので、まずは気になるジョブを触ってもらうのが一番だと思います。なにしろすぐに転職が可能ですので。それから、シーズン3.0からはスピリットランサーも最初から選べるようになります!


▲それぞれに手触りの違うジョブを楽しめるのが『ドラゴンズドグマ オンライン』の魅力

――そういえば、シーズン3を通じて新ジョブはありますか?

松川 あります! そう遠くないタイミングで何かしらの情報はお出しできるかと思います。

――シーズン2.3終了間際には、新大陸フィンダムまで走り抜けろ!」など、さまざまなキャンペーンを開催しました。こうした初心者向けキャンペーンは継続されますか?

松川 好評をいただいたキャンペーンは、できるだけゲーム内に入れようということで最終的なバランス調整をしています。具体的には、エリアランク上昇のためのポイント緩和、また先程言った“祝福のルーキーズリング”のレベル上限アップもあります。

――では最期に、シーズン3.0に向けての意気込みをお聞かせください。

松川 まずは2年間、『ドラゴンズドグマ オンライン』を遊んできてくださった皆様、たいへんお待たせしました。2年という長い月日を皆さんと一緒に歩んでこられたのは嬉しいですし、これからも楽しんでいただけるものをより長く提供していきたいと思っています。

それとは別に、オンラインゲームで新しい友だちがほしいと思っている方もいると思います。この記事を読んでちょっとでも気になったら、基本無料、かつPS3、PS4、PCでプレイができますので、まずはダウンロードしてみて、レスタニアで覚者になってみていただけたら嬉しいです。ぜひ『ドラゴンズドグマ オンライン』 シーズン3 亡国の炎に一緒に参加していただけたらと思っています。

――ありがとうございました。

 
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