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『ドラゴンズドグマ オンライン』シーズン3.1実装直前インタビュー。松川プロデューサーに見どころを聞く!

著者:ゲーム★マニアックス編集部

カプコンが贈るオンラインオープンワールドアクション『ドラゴンズドグマ オンライン』(PS3/PS4/PC)。ハイファンタジーな世界観と高いアクション性が好評な本作だが、現在展開中の『シーズン3 亡国の炎』における中期アップデートとなるシーズン3.1が2017年12月14日より幕開けとなる。その開始をまえに、プロデューサーを務める松川美苗さんに新シーズンの見どころを聞いてきた!



▲カプコン『ドラゴンズドグマ オンライン』プロデューサー 松川美苗さん

シーズン3.0は、いい手応えに

――まずは2017年8月にアップデートしたシーズン3.0の手応えをお聞かせください。

松川 シーズン2と同様に新しい世界観を広げることを目指して、シーズン3ではアッカーシェラン大陸を用意させていただきました。メインストーリーはもちろん、キャラクターたちの群像劇、また新たに戦甲種といった、世界観に紐づくコンテンツを非常にお楽しみいただけているのではないかと思っています。『ドラゴンズドグマ オンライン』は、トップユーザーのメインクエストクリア率が“速くて高い”んです。

新コンテンツも楽しんでいただけているようで。サブストーリーではキャリーという若い女性の苦悩をサポートする楽しさを味わえたという声をいただいております。エピタフロードは、どんどんと開拓をしていくコンテンツで、それ自体は楽しんでいただけたと思っています。ただ、宝箱の報酬がランダムなので、「育てているジョブの装備が手に入るのに時間がかかった」という声はいただいています。我々としても今後の調整課題だと思っています。

カスタムスキルEX技・剛については、アップデートまえに「受け入れてもらえるかな」という心配もあったのですが、大勢のユーザーさんがエピタフロードを開拓しながら意気込み高く遊んでくださっています。

といったように、たくさんの新たなコンテンツを詰め込んだのがシーズン3の展開だったので、皆さんが楽しんでくださってこちらの苦労が報われました。

と同時に、10月に実施したユーザーアンケートでは、厳しいご意見・ご要望を頂戴したので、気を抜かずに運営を頑張ります。

――エピタフロードはどのように調整するのでしょう?

松川 シーズン3.1に向けて欲しいジョブの武器が入手できるよう、新たな報酬のステップを儲ける予定です。

――ウォーミッションについてはいかがでしょう。

松川 じつは、開催初日のクリア率が3割くらいと低くて、担当者は心配していました。ですが、翌日以降は7割、さらに翌日は9割と上昇していくのをみて、皆さんがすごくやり込んで、攻略に力を入れて楽しんでいただけているのだと感じました。ドミニオンポイントの稼ぎ方も、我々が作ろうとした“波”とあわせて楽しんでいただけたのは良かったと感じています。こちらの想像以上の熱量で、繰り返し遊ぶことを楽しんでいただけているのは、過去のグランドミッションとは違った遊びを提供できているのではと思っています。

――従来のコンテンツ以上に、プレイヤースキルが試されるという印象です。

松川 そうですね。新しい遊びということもあって、立ち回りであったりカスタムスキル選びであったり「何をしたらいい結果となるのだろう」と、試行錯誤することを楽しんでもらえているのだと思います。

――ユーザーさんからの声で一番大きかった意見というのは?

松川 大小たくさんの声をいただいたのですが、アンケートのタイミングがエピタフロードのタイミングだったので、宝箱に関するご意見は多かったですね。

一方で、ポーンに対してはシリーズ通してご意見をいただきます。シーズン3からはポーンの戦術育成が可能となったのですが、もっと手軽に育成がしたい、もっとAIを賢くしてほしいというご意見もあり、検討を進めています。シーズン3の中で対話回数にゆとりが持てるようには調整したいです。

――ユーザーの意見はオンラインゲームである以上尽きることがありませんよね。

松川 今回数千通の回答をいただいたのですが、何も言わずにログインをしなくなるよりは、思うことを我々にぶつけていただいたほうがありがたいです。そのご意見がエネルギーになります。引き続き皆さんのお声をお聞かせください。

――それ以外のカスタムメイド工房、マンドラゴラ育成などはいかがでしょう。

松川 カスタムメイド工房については、やり込む方はものすごくこだわりを持って遊んでくださっています。これまでは最強武器・クレストってだいたい決まってたのですが、そこにちょっとしたカスタマイズ要素を用意できたらと用意しました。そういった意味では、(装備などの)資産とアクションが掛け算になってくれていることを実感するので、嬉しく思っています。

マンドラゴラ育成は、ある一定の方たちが「新種ぅー!」と一生懸命遊んでくださっています。いろんなアイテムをマンドラゴラに与えてくださっていますね。現状育成に必要なレシピをオープンにはしていませんが、そのあたりをどうしようと悩みながら進めています。シーズン3.1でも新種を追加しますので、マンドラゴラファンの方は楽しみにしていただきたいです。

――新コンテンツはまんべんなく遊ばれているのでしょうか。

松川 はい。シーズン2まではメインクエストをクリアしたら、次のバージョンまでお休みされる方がいらしたんですけど、今回はサブストーリーから、エリアミッション、さらにエピタフロードなど、継続的に遊んでいただきました。長く遊んでいただくのを目標としてコンテンツの階段を作ってきた成果が出たので、非常に励みになります。

――ということはプレイヤーの稼働率は……。

松川 おかげさまで上がっています! “新バージョンを遊びこんでもらう”という部分に関しては、よかったなと思える結果が出ています。

新シーズンということで新規ユーザーさんは増加したのですが、とくにパッケージをご購入いただいた方は定着してくださったケースが多いようです。また、復帰されたユーザーが「新大陸までどうやっていくの?」「どこでレベルアップしたら?」といった戸惑いもあるので、そこをサポートしていけるよう準備中です。

具体的には、シーズン3.1から“スペシャルクエストボード”を白竜神殿に用意します。一回のクリアで20万XPがもらえたりします。それをこなしてもらうだけでも最前線への近道となるはずです。幅広いLV帯をフォローするのは大変ですが、フリー・トゥ・プレイのゲームですのでいつでもユーザーが戻ってきてくれても歓迎できる準備は整えていきます。

――2ジョブ目、3ジョブ目を育成したいユーザーにも有効そうですね。

松川 1ジョブで止まっている方は確かに多いので、“スペシャルボードクエスト”が日課として定着してくれたらいいと思って準備しています。

シーズン3.1について

――ここからはシーズン3.1についてお伺いしていきます。まずは、新たに解放されるエリア“フェルヤナ荒原”についてお聞かせください。

松川 名前のとおり荒れ果てた平原で、戦場感あふれる景色がどんどん連なっています。高原の一番奥にはアッカーシェラン大陸の中心地にある“展望城”が存在していて、そこを魔軍に抑えられているため大陸が分断されて、その先に暮らす人々との行路が断ち切られています。

展望城を奪回することを目標にエリアを踏破していくのがシーズン3.1におけるメインクエストとなります。展望城以外にも、橋頭堡となる自分たちの拠点や魔軍の砦などがあって、どうやって大陸から絶望を取り除くかの中心となる場所です。


▲フェルヤナ荒原の様子。奥に見えるのがアッカーシェラン大陸の要である展望城だ

――アッカーシェランのネド王子はどのようになっていくのでしょう。

松川 皆さんもうお気づきかと思いますが、ネドは王子であると同時に覚者なんです。ただ、まだ戦いに達者ではない若者が、覚者であることの試練を超えながら、解放軍の希望となる様子を描いていきます。シーズン3.1では、プレイヤーとその仲間の覚者隊をアッカーシェランにつれてきた“悪しき竜”や、展望城を支配している魔軍四将軍のひとり“骸(むくろ)の将”を倒さねばなりません。当然敵も攻勢を強めてくる中で、少ない戦力をどう使って戦うかというのを描いていきます。

ネドはアッカーシェランの住人にとっては導(しるべ)になっていく存在なので、そこはシーズンを通して大事に描いて行きたいと思います。


▲王子、そして覚者としての自覚を増していくネド。余談だが、このシーンのネドは最初イスの横に立っていたのだが、「王子なのにそれはない!」ということで急遽座りモーションが作成されたのだとか

――エピタフロードで、また新たなカスタムスキルEXが解放されます。オススメをおきかせいただけますでしょうか。

松川 ディレクターからのオススメは、プリーストの【セラフィムフラップ -技-】と、ファイターの【シールドバッシュ -剛-】となっています。前者は敵を攻撃する魔法球の中にヒールの球が混ざるようになって、コアを出すことができるんです。現状プリーストはヒールオーラを張ることを優先して攻撃をためらう方が多かったと思うんですけど、攻防一体のこの技でまた新たな立ち回りができるようになる思います。


▲【セラフィムフラップ -技-】は魔法球にシークレットコアの発現効果を持つものが混ざるように

ファイターは優秀なカスタムスキルが多いので【シールドバッシュ】はなかなか使われていなかったんですけど、今回のはスゴイですよ! なにしろスタミナとコアの削りに特化した【-技-】と、スキの少ない高火力技になった【-剛-】になっています。ファイターの高火力技ってスキが大きかったんですけど、【-剛-】はそこを埋める技として活用指定もらえると思います。


▲ファイターの【シールドバッシュ】は技・剛ともにダメージ量が増加。隙の少ない使い勝手の良いスキルに

私のオススメは、シーカーの【爆炎刃】です。【-技-】は空中で2回も爆発が起こせるのが見た目にも格好いいですし、【-剛-】は獣、有翼、侵食系へのダメージが増しているということで、シーカーの得意な空中戦を、性能はもちろん見た目でも楽しんでもらえるようになっています。
 


▲自分の周囲に爆発を巻き起こすスキル【爆炎刃】

ウォリアーの【柄打ち】は、チャンス攻力と疲労攻力がやや増加して、戦甲に対してのダメージ量が増加する柄打ち【技】、ダメージ料と気絶攻力の増加に加えて、攻撃回数が2回に増えて溜めまで可能な【-剛-】となりました。これまで以上に幅広い立ち回りができるので、剣を振るわないウォリアーがさらに増えちゃうかもしれませんけど(笑)。


▲ウォリアーの標準装備とも言える【柄打ち】。さらに使い勝手のいいスキルに

――EX技は、パラメーターだけではなくモーションや効果までもかなり変わっているんですね。

松川 モーションの調整やエフェクトによる見た目だったりと、それぞれに調整を入れています。やっぱりオンラインゲーマーにとって自分が強くなることは財産だと思うので、頑張って増やしていこうと思います。

――ボス敵についてお聞かせください。まずは先程名前があがった骸の将から。

松川 魔軍四将軍の中でも一番の怪力で、死者を使役する恐ろしい存在です。魔女の生首を背負っていて、骸の攻撃とは独立して特殊な攻撃を仕掛けてきます。

具体的には、冥府から死者の手を呼び出すのですが、地面から伸びた小さい手が覚者たちにまとわりついたり、大きな手が覚者を突き上げるように出現します。

3.0で登場した獣の将は特定のパーティーメンバーを狙わせる能力が特徴的でしたが、骸はもっと場(戦闘フィールド)を荒らす能力に長けた存在です。足元に注意しつつ、召喚された死者を相手にしながら、骸本体にもダメージを与えていかないといけないので、忙しくなりますよ。

しかも骸は一発の攻撃力が重くて、手にしたハンマーで「ドン!」と叩かれたら気絶していることが多いです。

――イービルアイはどのようなモンスターなのでしょうか。

松川  『ドラゴンズドグマ』『ドラゴンズドグマ  ダークアリズン』での人気モンスターで、いつか出したいと思い、3年目でやっと出すことが叶いました。魔法系のモンスターなので、空間を自由に移動できる能力を持っています。攻撃をしにいった瞬間に別の場所に移動するといったように、こちらの攻撃がスカることが多いです。
 

大きな目が弱点なのですが、そこからは石化攻撃をしかけてくるので注意が必要です。じつは背中を向けると石化が避けられるので、それをうまく使ってもらえたらと思います。多数の触手からは毒を吐いたり魔法を唱えたりと、とにかくスキがないです。


▲イービルアイの身体から無数に生えた触手。攻撃で切り落とすことが可能

体力が減ると霧を発して、本体がどこにいるのかわからない状況を作り出して、周囲が見えない中あらゆる方向から攻撃をしかけてきます。『ドラゴンズドグマ オンライン』でのイービルアイは、「こんなに強かったっけ?」と思うほど調整を頑張りましたので、皆さん心して挑戦してください。


▲フィールドが霧に包まれ、どこからともなく襲ってくる

――ほかにも新モンスターが登場します。

松川 特徴的なのは“スケルトンサイクロプス”です。すでに骨だけになっているので、腕と頭を壊されても動き回るんです。腕を壊せば棍棒がなくなったりと、新しい遊びの変化も入っていますので注目してください。

ほかにも聖属性になった“ホワイトタラスク”や、鎧をまとって戦闘力が増した“戦甲オーガ”がいます。戦甲オーガはドワーフオーク達と集団で登場することが多いので、相手にするのは骨が折れます。


▲スケルトンサイクロプス

――小・中型の戦甲モンスターは登場するのでしょうか?

松川 戦甲リザードマン、戦甲ラージリザードが登場します。

 

イベントやキャンペーンにも注力

――年末年始のイベントやキャンペーン予定をお聞かせください。

松川 今年もクリスマスシーズンは我々と一緒にDDONで過ごしていただきたく、クリスマスイベントを開催します。「白竜神殿のNPCたちとパーティーの準備をしよう」という内容で、イベントを進めると家具がもらえたり、クリスマスをモチーフにした武器が排出されるトレジャーズロットも用意します。オススメはローストチキン(脚)になっているシーカーの武器です(笑)。

ほかにも、シーズン3.1からはクラン拠点の飾り付け機能を追加するので、クランポイント(CP)を使ってクリスマスの装いを楽しんでもらうことができます。2回目のクリスマスイベントということで気合いが入っていますので、私も家からログインしていると思うので一緒に楽しみましょう。

……余談ですけど、1年目の年越しのタイミングで「美苗はいまごろ海外で優雅に過ごしている」というネットの書き込みを見て、私に教えてくれた人がいたんです。本当はそのとき、家で年越しそばを食べながらDDONにログインしていたんです。

一同 (爆笑)。

松川 ネタとはわかっているんですけど、年末が近づくと未だに一部のスタッフからは「海外に行くんですか?」と聞かれるんです(笑)。そんなことはなく、年末年始も皆さんに楽しんでもらえるよう、一生懸命運営をしています。

――コラボ企画についてはいかがでしょう?

松川 現状では数タイトルとのコラボが決まっていて、準備を進めているところです。具体的なタイトルや実施タイミングは、もう間もなくお知らせできると思います。楽しみにお待ちください!

――シーズン3.0開始まえには、ツイッターでのラジオ番組風の『DDONらじフライデー』を配信されていましたが、それは今回も?

松川 やります! あの配信、じつは、台本が私が書いていて、収録・編集はサウンドスタッフと、全部社内の人員でのお手製なんです。「毎週金曜日にずっとやってほしい」という声もいただいているのですが、そういった理由で、あくまでバージョンアップまえのタイミング限定ということで、それ以外はゲーム開発に集中させてください。収録そのものは楽しいんですけどね(笑)。

――初の公式オフラインイベントとしてアフタヌーンパーティーを開催されました。

松川 皆さんの声を直接お聞かせいただく場を設けられたのは、非常によかったなと思います。皆さん厳しくもとてもあたたかく、理路整然と「こう思っているからこうしてほしい」というご意見をたくさんいただきました。スタッフ、ディレクターの木下ともに人が集まるのかすごく心配していたのですが、台風のさなか60人を超える方々が集まってくださって。『ドラゴンズドグマ オンライン』が皆さんの出会いのきっかけになればいいなとも思っているので、また開催したいと思っています。

――最後にシーズン3.1に向けての意気込みをお聞かせください。

松川 3回目の年末年始を迎える『ドラゴンズドグマ オンライン』ですが、シーズン3で拡張したコンテンツを、さらに新たな要素満載でシーズン3.1としてお贈りしますので、一度遊びにきていただけたら嬉しいです。これから遊んでみようかなと思っている皆さんには、いろいろなバランス調整をして序盤から遊びやすくなっていますし、なんといっても基本無料で遊べるので、どんな世界なのかを覗きに来てもらえるだけでも励みになりますので、よろしくお願いします。

――ありがとうございました。

 

 

 
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