ページトップへ戻る

ゲーム★マニアックス的『ストリートファイターV』カプコンカップ2017観戦ガイド

著者:ゲーム★マニアックス編集部

皆さんは「カプコンプロツアー」というイベントをご存じだろうか。このイベントは、1年を通して世界各地で行われるカプコンUSAによる格闘ゲーム大会群の呼び名で、2016、2017年は『ストリートファイターV』を種目として開催されている。


カプコンプロツアーとして認定された大会には、企業などからスポンサードを受けたプロゲーマーらも多数参加し、熱い戦いを繰り広げている。カプコンプロツアーで好成績を収めたプレイヤーには「グローバルポイント」という得点が付与され、シーズン中のグローバルポイントの累積値上位30名は、決勝大会「カプコンカップ」の出場権利を獲得することができる、という仕組みになっている。

■カプコンカップ2017概要

会場:カリフォルニア州コンベンションセンター
決勝大会日時:現地時間2017年12月10日(日)

【出場枠】
プロツアーポイントランキング上位選手枠:30名
前年度カプコンカップ優勝枠:1名
カプコンカップ2017当日予選枠:1名


Capcom Pro Tour | Street Fighter V World Tournament Circuitより

そして、10月下旬の現在、カプコンプロツアーは終盤にさしかかり、カプコンカップ2017の出場選手が出そろいつつある。決勝大会は2017年12月10日(日)なのでまだ1ヶ月ほどあるが、今回の記事では本イベントと『ストリートファイターV』の見どころと魅力について、あらためて紹介していこう。

カプコンカップ2017 『ストリートファイターV』ざっくり観戦ガイド

 『ストリートファイターV』のわかりやすい見どころは、密着状態での攻防だ。密着状態ではどのキャラクターであっても、打撃と投げを使い分けた攻めを仕掛けることができ、この戦術こそが本作の基本であり、奥深いやりこみ要素を備えた部分になっている。

本作の投げはダメージこそ大きくないものの、つかみ判定の発生が非常に早いため、密着状態で仕掛けられた場合は先読み気味に回避行動をとる必要がある。投げに対する回避行動は、投げ抜けや素早い打撃による割込み、無敵技、バックジャンプ、バックステップ、後方下がりなどが有効だが、これらはすべて「打撃始動の連続技」をもらうリスクがあるため、攻め側がどの行動を読み、守り側がどの行動を選択するかという「読みあい」が発生する。このあたりに注目して試合を見ると、より楽しめるようになるはずだ。


▲画面端では、投げのあとに再度、投げを仕掛けやすいため、連続で投げが決まるシーンも多くみられるはず。投げのあとに投げを繰り返す戦術を「柔道」というスラングで呼ぶことも


▲投げの対の選択肢の打撃がヒットすると、一気に大ダメージに!

  
試合の中盤以降は特殊効果を発動する「Vトリガー」が使用可能になるため、大ダメージを奪うシーンや、体力差のある状態からの逆転劇なども起こりやすくなる。Vトリガーの性能はキャラクターによってさまざまだが、発動時のリスクが低いものがほとんどなので、多くの状況で試合を動かす一手として使われる。上級者同士の試合では、いかにVトリガーを決めるか、しのぎきるかという攻防が見られるだろう。


▲Vトリガーは、ローリスクに発動できるため、ほとんどの試合で見ることができる

『ストリートファイターV』のシーズン2 キャラクター分析

カプコンプロツアー2017は「『ストリートファイターV』のシーズン2」を種目にしての開催となっている。シーズン2で評価の高いキャラクターである、いぶきラシードらは決勝大会でも活躍が期待できそうだ。

いぶきはEX苦無やVトリガーを絡めたセットプレーが非常に強力で、流れをつかめば一気に体力を奪えるのが強み。Vトリガーを絡めたコンボや連携は非常にバリエーションが豊富なため、意外なところから勝負を決めるシーンも見られるかもしれない。

ラシードは攻めの継続能力が高く、攻めのアクセントとなるような変則的な動きを併せ持つキャラクターなので、試合のひとつひとつがユニークなものとなるだろう。


▲いぶきのEX苦無は、ヒットでもガードでも、その後に強力な攻めが継続できる必殺技

また、ダークホース的な存在として、ザンギエフベガなどにも注目した。本作のザンギエフは、コマンド投げを活かしたガードの揺さぶりにくわえて、どっしりとした地上戦もこなせるため、相手をする側としては攻略することが難しいキャラクターとなっている。ベガは、本作で屈指のコンボダメージを誇るキャラクターかつ、対策の難しい必殺技を多く持つキャラクターとなっているのも強みだ。


▲ベガは打撃技に強力な技が揃っており、クラッシュカウンター始動技がローリスクなので、大ダメージコンボチャンスを作りやすい

ゲーム★マニアックス的注目プレイヤー

海外選手編

Punk選手は、「かりんのしゃがみ中Kをヒット確認する」という驚異的な反応速度の持ち主だ。これを真似できる選手は他におらず、このただならぬ反応速度で2017年の大会シーンにおいて多くの実績を残し、現在最強プレイヤーとの呼び声も高い。「ヒット確認できてはいけない技に、人間性能でヒット確認をかける」氏のプレイは、見るものを魅了するはず。また、プロツアー期間中は、重量級キャラクターに対する切り札として「ナッシュ」を使用する場面も見られたので、相手キャラクターに対するキャラクターセレクトにも注目してみよう。


▲Punk選手はしゃがみ中Kの単発ヒット確認を世界で唯一実戦的に活用するプレイヤー

NuckleDu選手は2016年のカプコンカップ優勝者で、守りの堅いガイルと、激しい攻めが強みのレインボー・ミカを高いレベルで使い分けるプレイヤー。相手の動きを制限する「立ち回り」が非常に丁寧なプレイヤーで、リードを守り切るような試合展開になることも多そうだ。


▲NuckleDu選手のガイルは、まるでコマンド技のようにスムーズに必殺技を繰り出す

Problem X選手は、ダークホースとして紹介したキャラクター・ベガを使うプレイヤー。キャラクターの長所を生かした攻めの鋭さはもちろんのこと、ベガの弱点である守りの弱さをさまざまな防御テクニックでカバーする技量を併せ持つ。誰にとっても、マッチしたくないプレイヤーの一人だろう。


▲カナダカップではProblem X選手の空対空の精度が大きな話題となった

日本人選手編

Evo2017でPunk選手との激闘を制したときど選手は、優勝にもっとも近い日本人といっても過言ではない。ときど選手の近距離でのガードの揺さぶりは、『ストリートファイター5』の理想形ともいえるほど巧みなものとなっているので、試合を観戦しつつ学べることも多い。


▲シーズン2のアップデートで、強キャラクターの仲間入りを果たした豪鬼だが、シリーズ恒例の体力が低いという弱点は健在。ときど選手の弱点をカバーする繊細な立ち回りと、切れ味鋭い攻めに注目だ

シーズン1ではナッシュを使用していたゆかどん選手は、いぶきにキャラクターを変更してプロツアーに参戦している。氏の持ち味である丁寧なプレイスタイルは、いぶきの理想形のひとつといっても過言ではないだろう。Vトリガーを絡めた攻めのバリエーションも多彩で、プロツアー中は思わぬ場面からKOに持ち込むシーンも多く見れらた。


▲ゆかどん選手のVトリガーの運用は芸術の域。試合を見ていると思わずトレーニングモードがしたくなるプレイヤーも多いのでは

ウメハラ選手も、シーズン2でキャラクター変更を行ったプレイヤーの一人で、プロツアーにはガイルで参加。ソニックブームを軸にした手堅い試合をすることもあれば、人が変わったかのように攻めっ気の強いラッシュを見せたりと、強豪プレイヤーでありながら、意外性の人である氏のプレイは大会を盛り上げてくれそうだ。

どぐら選手はプロツアーの後半戦から勝ち星を増やしたプレイヤーで、持ち味であるバリエーション豊かな攻めが大会を盛り上げてくれそうだ。プロツアー中はここぞというときに思い切りの良い行動を見せるシーンも見られた。

かずのこ選手は、キャミィの素早い動きを得意とするプレイヤー。キャノンストライクの足元当ては、プロとしてのやりこみを感じられる見どころになるはずだ。また、出場選手中髄一ともいっていい勝負勘がどういう形で試合に現れるかも大きな見どころのひとつ。ハイリスク、ハイリターンな無敵技のヒット率にも注目したい(カプコンカップ2017への意気込みを訊いたインタビューはコチラ)。


▲かずのこ選手のキャノンストライクは、ガードさせても大きく不利にならない位置を狙いすまして放たれる

板橋ザンギエフ選手は、その名の通り、ザンギエフの国内トッププレイヤーで、幅広いプレイスタイルが持ち味。相手に勝負どころと悟らせない場面での大胆な選択肢は、試合の流れを一気に持っていくことも珍しくない。

このようにゲームキャラや選手の特徴・個性を知ると、カプコンプロツアーはより楽しく観戦することができるだろう。日本からもTwitchで視聴可能なので、公式サイトなどでチェックしてみよう。


関連記事

>>『ストV』プロゲーマーかずのこ選手インタビュー! カプコンプロツアー2017の決勝をどう戦い抜くのか!?
 

『ストリートファイターV』公式サイト

Capcom Pro Tour | Street Fighter V World Tournament Circuit
※英語のみ

©CAPCOM U.S.A., INC. 2016, 2018 ALL RIGHTS RESERVED.
 

この記事にコメントを残しませんか?

  • Comment 0

 関連記事

閉じる